2011年09月19日

セガンティーニ展へ行く

Eテレでセガンティーニ展の紹介をやっていた。
Eテレをじっくりみるとみるほどセガンティーニに興味を引かれた。

そして・・
たまたま、静岡市美術館でセガンティーニ展がこの9月初頭から開催される。
さらに、静岡市美術館開館1周年記念として、Eテレでのセガンティーニ紹介者である千足伸行氏の講演があるというのではないか・・
早速出かけて講演を聞き、セガンティーニ展をみてきた。

セガンテーニ展のパンフレットによれば・・・・
セガンティーニは19世紀のイタリア、スイスを代表する画家。明暗法を用いた初期の作品は当時の批評家の注目を浴び「イタリアのミレー」と評されたそうだ。しかし、彼はより明るい光を求め、スイス、アルプスへと向かう。
そこで、彼独自の色彩分割技法を用いてアルプスの風景やそこで暮らす人々を描く。
その後、アルプスの風景に母性や生命などの内容的なテーマを結びつけ、象徴主義的な傾向を示す・・・
とある。

アルプスの抜けるような青い空や、羊のせん毛、羊たちへの祝福などの絵画に特に惹かれた。
補色を組み合わせた分割技法にも始めてであった・・・確かに混じりけのない色はすっきりと美しい。
スーラーのようにいかにも色をおいたと言う絵画ではなく、私は、絵画として、とても感動する訴えるものを持っていると感じた。
羊のせんもうが特に好きだと思った。

新装成る静岡市美術館にはじめていったけれど、明るく、近代的な美術館でとても素敵だった。
セガンティーニ展へ行く





Posted by 宗昭 at 07:08│Comments(4)
この記事へのコメント
セガンティーニ展行かれたんですね!!
私も来月行く予定なんです。
光と闇のコントラストが楽しみなんですが、
先生のお墨付きがついたので、一層楽しみです。
静岡市美術館、いつも入口のミュージアムショップは行くのですが、
中には入ったことがないので、そちらも楽しみです。
次回展のレオナルド・ダ・ヴィンチも行きたいと思っています。
Posted by 茶房“遊”茶房“遊” at 2011年09月22日 11:49
茶房”遊”さん

セガンティーニよかったですよ。
最近見た展覧会のなかでは、国立新美術館で開催された「モネ展」についで、私的にはインパクトがありました。
多くの作品が展示されていますので、セガンティーニ自身の思いや葛藤などが伝わってきます。
是非行かれる事をお勧めします。
Posted by 宗昭 at 2011年09月22日 23:46
こんにちは。
最終日間近とせまった昨日、セガンティーニ展を観に行ってきました。
想像を超えるほど良い展覧会で大満足しました。
「明るい」を超えた光のきらめきを感じる「水を飲む茶色い雌牛」が
印象的でした。
静岡で良質な展覧会が観れるのは本当に嬉しい限りです。
Posted by 茶房“遊”茶房“遊” at 2011年10月23日 17:17
茶房"遊"様

セガンティーニ展行ってきましたか?

「水を飲む茶色い雌牛」が印象的だったとのこと。

カタログを開いて「水を飲む雌牛」をもう一度観てみました。
移り変わるアルプスの山の光を印象的に捉えていますね。
カタログによれば、
「すでに中腹の草原は暗く、日陰になっている。こうしてすばやく移り変わる光のきらめきの中に情景が立ち現れてくる・・・」とあります。

山の移り変わる不安定な天気・・その天気がもたらす光を胸がつまるほど、切なく捕らえていると思いました。

実は、私はセガンティーニという画家を知りませんでした。
だから、静岡で、こうして、セガンティーニに巡り合えたのはラッキでした。

ほんとうに静岡で、こうして、良質な展覧会が観れるのはうれしい限りですね。
Posted by 宗昭 at 2011年10月25日 18:07
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    コメント(4)